コンベンション情報

Withコロナ時代のニューノーマルなMICE開催事例レポート

第32回龍馬World松山大会(2020.10.10)

2020年10月10日(土)、「第32回龍馬World松山大会」が東京第一ホテル松山を主会場に開催されました。

初の愛媛開催となった当大会は、コロナ禍において実施を見送るべきかどうか喧々諤々の議論を経て、役員会をリアルで開催するとともに、大会自体は海外を含む12拠点をオンラインで結び、ライブ動画配信も活用したニューノーマルなハイブリッド大会として開催されました。

会場や大会内容の変更に加え、当地でのハイブリッド開催をサポートいただく事業者選びなど、短い期間でのご苦労は想像に難くないですが、多くのコンベンションが中止・延期となる中、新様式での開催にチャレンジした当大会の模様をレポートいたします。

新型コロナウイルス感染症対策

大会会場に施設の2階にありますが、密を避けることも目的に、施設の1階にも受付ブースを構えました。そして、会場に入場するには、手指消毒と体温検知に職員が張り付き、体調不良者に備えてオンライン参加できる別室も設ける徹底ぶりで、確実な感染対策がとられました。

会場内のテーブルには、厚生労働省アプリ「COCOA」に加え、愛媛県独自のLINEを使った感染拡大防止システムである「えひめコロナお知らせネット」の登録も呼びかけられました。

  • 新型コロナウイルス感染症対策
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大会のハイブリッド運営

当初は約500名が参加する規模の大会を予定しておりましたが、役員等に人数を絞り約70名での開催となりました。来賓あいさつもビデオメッセージに切り替え、大会のメインプラグラムは国内10会場、海外2会場を結んでの活動報告などをTV会議システムで行うとともに、大会内容はYouTubeでライブ配信しました。

大会の最後には海外支部のオランダ龍馬会の会長さんからのビデオメッセージ「We are apart, but not alone.」で締めくくり、オンラインを含め同大会に参加した方々の絆が固く結ばれ、コロナ後のリアルでの再会を願うものとなりました。

  • 大会のハイブリッド運営
  • 大会のハイブリッド運営
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ソーシャルディスタンスな懇親会

懇親会は円卓への席数を減らす対策や注意事項がアナウンスされるなど、各参加者の協力を呼びかけました。また、今回の面白い取り組みとして、返盃文化のある宴席において「Myおちょこ」を参加記念として作成し、それを使ってお料理や会話を楽しんでいました。

  • ソーシャルディスタンスな懇親会
  • ソーシャルディスタンスな懇親会
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開催を終え、2週間以上経過しても誰からも感染報告がなかったとのこと、この度の、龍馬World松山大会実行委員会事務局の皆さま、本当にご苦労さまでした。

withコロナ時代においてはMICEが開催されるにしてもオンラインが多くを占める中、今回の好例を参考に、ハイブリッドでの開催実例が増え、少しでも地域経済への好循環が生まれるよう、(公財)松山観光コンベンション協会としてサポートしていければと考えております。